ちびたさんのアルバム「ブレーキ」
これは先日、配信販売のみでリリースされたアルバムですが、内容が凄く良かったので、ぜひ盤にしましょうよ!と、ちびたさんにオススメし、実現したものです。
最近のちびたさんのアルバムはコラボ音源を含むものが多かったですが、これはちびたさん100パーセント。そこが自分にとって格別に魅力的。
ちびたさんの楽曲にはロック、ポップス、ブルース、ジャズといった洋楽テイストと共に70〜80年代の所謂”昭和の歌謡曲”テイストが少なからず含まれているように思うのですが、それだけにアレンジなり全体的なサウンドの作りによって聴こえ方感じ方が結構違ってきます。
同じ楽曲であっても、仮にフル打ち込みのオケでピアノやストリングスなりブラスセクションをフィーチャーしたアレンジであったとしたら”歌謡曲”テイストがぐっと浮き上がってきて良くも悪くもなんだか懐かしい雰囲気になってしまうかも知れない。逆にバッキバキのイマドキなエレクトロサウンドであれば”攻め”感が強すぎてアルバム1枚聴くとなるとしんどいかも知れない。
アルバム「ブレーキ」のようなアレンジ、サウンドの質感は、彼の中にあるいろいろな音楽の要素が最も絶妙にブレンドされ、あらゆる時代感から解放された普遍的な強さを持っているように思うし、なんといっても彼の声質や歌い方に素晴らしく合っていると思うのです。誰も同じ土俵には立てない。尖塔のてっぺんに立っているようなものです。
充実の選曲と100パーセントのちびたサウンド、ちびたさんをじっくり噛み締めて味わうに最高のアルバムになっています。珍しいサティ風コードの曲とかユニークでカッコいいインストも収録されていますよ。
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