「車輪の上で」MV公開!
この曲は自作の中でもかなり気に入っているものの一つで、作曲したのは2002年か2003年。Sigil Projectの1st.アルバム「私の風は自由に謳う」に、ベテランプロシンガーのぴあぴさんに唄っていただいたものを収録している。
元々ぴあぴさんに唄っていただく想定で作った曲ではあったが、いつしか自分でも唄ってみたいと思うようになり、キーを変えアレンジにも手を加えて自分で唄ってみたのが2014年。今回のMVはこの音源に映像を付けたもの。(ぴあぴさんの素晴らしい歌唱によるオリジナル音源は、ぜひアルバム購入してお聴き下さいませ♡)
この曲に関しては作曲段階から映像イメージが脳内にあったにもかかわらず、上手く表現出来る自信がなかったのでこれまで作らずにいたのだが、ヤフオクで鉄道模型を見ていて「あ、これを使って上手く写真撮れば作れるんじゃない?」と着手した次第。
鉄道模型にも色々あるし高価なものも多いけど、そんなにお金はかけられない。なるべく安くて窓から座席が見えて車体を見て「あ、これは⚪︎⚪︎線の車両だ。」と特定しにくいものでなるべくなら明るくないカラーの車両で、、とターゲットを絞っていって落札。
同じスケール(縮尺)の人物模型と、主人公として使いたい犬猫ドールが座れるサイズの列車のシート模型も購入して、ようやく素材が揃った。
素材さえ揃えば、後は脳内イメージに沿って撮影するのみ。私は、この撮影作業が大好きなのだ。なんでもない無機物にライティングと角度で表情を与え、物語を感じさせる写真を撮ることが出来ると嬉しくなる。
動画編集には無料のiMovieを使っているので凝った編集は出来ないのだけど、いい感じに写真が撮れてさえいればかなりイメージに近い動画に出来る。
自分の作品の場合、これ以上凝って緻密に作りすぎると逆にイメージから離れるような気がする。漠然としていて断片的に鮮やかな、寝ている間に見ていた夢の中の光景を思い出す程度の曖昧さが程よいように思う。
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