PARAMETRIC NODDYレビュー
この出会いは、ちびたさんのブログ記事から。
早い者勝ちでこのアルバムを分けていただけるということだったので、たまたまFaceBookにちびたさんがこの記事をアップされて1分後にFBを開いて読んだ私は即挙手。で、ゲット。
ちびたさんの音楽人生に影響を与えたお方ともなれば、きっと骨太な音楽をやっておられる方に違いないと期待満々で届いたアルバムを再生。
一瞬、脳内がバグってしまった。ん?あれ?NODDYさんってちびたさんより結構先輩なお方だっけ?バンドやっていらっしゃるんだっけ?このサウンドはかなり大ベテランのイケてるオヤジバンドの音だよね??あれ?ジャケ裏に「唄と演奏,制作 ノディー」って書いてあるし、そういやちびたさん、全部彼が演奏しているって書いていたような、、、。え?と。
そう、どのパートもカッコ良すぎて上手くて、全部一人で生演奏なんて”こりゃ何事だ”って思ってしまうレベルなのです。私は特にドラムにシビレちゃいました!ベースもいい!
しかもDAWじゃなくてMTR録りだそうですから、DAWみたいに細かい編集出来ないわけで、、、。(その辺り云々はちびたさんが書いておられるのであちらをお読み下さい。)
私は常々音楽における”音そのもの”の重要性を考えすぎて語りすぎて音楽仲間に煙たがられておるのですが(苦笑)、これ、本当に大事なんですよ!
PARAMETRIC NODDYをちゃんとしたスピーカーで再生して聴いてごらんなさい。(ヘッドホンで聴くのはオススメしない。私はちゃんとしたスピーカーと安いコンポとPC再生をヘッドホンで聴くのと3通りで聴いたけど、ヘッドホンより断然スピーカー再生の方が合う。)
イマドキの音楽とは全然違うこの質感。研ぎ澄まされてエッジは立っているけど身が痩せてしまったデジタルな音と違って、ごくごく自然な生々しいリアルな音圧がスピーカーから飛び出してくる。奏でる本人の体温に温められた周囲の空気までも音の一部になっている感じ。
私好みの6、70年代のテープ録音時代の音楽が持つ熱気ある音質がNODDYさんの音楽表現にピッタリだ!
たまらなく懐かしいような音楽が詰め込まれたアルバムなんだけど、演出と構成が絶妙!
熱い歌モノの合間にいい具合にこれまた熱いインストが入っていて、NODDYさんの演奏能力とセンスを再認識させられるのだ。歌モノだとどうしても歌に意識が引っ張っていかれがちなんだけど、こうしてインストを挟むことによって楽器でも”唄う”彼の表現力もたっぷり味わうことが出来る。
ふと環境音が入ったりして、これまた世界観を広げる美味しい演出。
このアルバムのテーマといえるROCK'NROLL MURDERからインディアンからラストの鈍行列車への流れは圧巻!
このアルバムの魅力を表現するにあたって浮かんだのは、古き良き時代の名作邦画の魅力。大仰なBGMだのCGだのなく、モノクロでも場面の美しさを感じさせる強さ。
昨今のテクノロジーによるキラキラした音いじりの一芸、”おお〜、こんなことが出来るんですね”ってのとか化学調味料どっさりぶち込んだ不自然な強さはないから、そういうのをいい音、かっこいい音楽だと思っている人たちにはオススメしたくないというか、聴いてもこの素晴らしさがわからんと思う。(これはちびたさんもおそらく同様のことを書いておられる。)
ROCK'NROLL MURDERの歌詞、いいなあ。NODDYさんの生き様、音楽への姿勢が詰め込まれていて。これがROCK魂だよな。
”イマドキテクノロジー”に甘えた音楽や耳に刺さるデジタル音にうんざりしている人たちには是非聴いて欲しい。一人で戦って逃げも隠れもしない強さがここにあるのです。!
あちこちで配信販売されていますしサブスクで聴けますが、盤で聴くのが一番であります。
https://magazine.tunecore.co.jp/newrelease/229162/
https://linkco.re/xSNeUc66?lang=ja
CD注文はこちらでメッセを送りましょう♪
https://twitter.com/Paramenoddy
とっても気さくで優しいお方ですので、お気軽にどうぞ♪ 私はお人柄にもファンになっちゃったよ。
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