MV製作について＆ギャラリー

OKMusicが閉鎖され、続いてクレオフーガも近々閉鎖となるので、いよいよ私の音源公開場所はYouTubeのみとなります。

一応、Sound Cloudにも登録してページを持っていますが、同じワールドワイドならYouTubeの方が何かと自分の性に合っているので、Sound Cloudは好きなアーティストさんがアップされた時にコメント出来るように籍を置いている感じで、あちらでは聴き専です。

MV製作は、11年前、Sigil Projectとして２枚目のアルバムを作った際に、YouTubeでも公開してみようかと作った「静かなる太陽の下で」という作品のものが初めてでした。ベテランプロシンガーの浦千鶴子さんに唄っていただいたアルバムタイトル曲です。

時計の映像が出てくるんですが、あれ、Mac内蔵のカメラで撮ったと記憶しています。左右が逆転しているんだけど、直し方がわからなかったのかそれも面白いと思ったのか、逆転したまま使っているんですよね。w　他の画像は、ネット検索してあちこちから拾ってきたんですが、今みたいに便利な動画用フリー素材サイトなんてなかった頃だから、海外からコソコソと本当に使っていいのか悪いのかわからない写真を拾ってきています。フリーの壁紙とか。今ならあれぐらいの動画ならちゃちゃっと作ってしまいますが、当時は結構な時間をかけて作ったように思います。

次に作ったのは、2014年の「ぼくらきんぎょ」で、なんで久々に動画なんて作ろうと思ったかというと、あれ、OKMusicで結構聴いていただけてそれは大変嬉しかったのですけれども、ご感想の数々を拝読すると”実際、金魚の歌”と解釈されている方が大半でしたので、「そうじゃないんだよ〜〜！」と言葉で説明するのも面倒なので動画にしたのでした。

聴き手がどう解釈されようがご自由であり、どのように受け止められても聴いていただけるだけで有難いことではありますが、あの作品に関しては「あ、そういうことか。」と思っていただけた方がもっとお楽しみいただけるかと思ったので動画にしました。

まだまだMV慣れしていないし、とにかく歌詞の意味を表現するのに必死だったのと、なぜか「MVといえば作った本人登場した方がイイのかな？？」という妙な思い込みから自撮りしていますが、音源に合わせて唄っている中で、途中一箇所歌詞を忘れて唄っていない箇所があるのが我ながら笑えます。w

それ以降は、静止画像だけとか、ただそこらを歩きながら撮ってきた映像とか拾い画像の寄せ集めとか、あれこれ試行錯誤しながらYouTubeに投稿してきました。

で、気づいたのは、動画を作るなら”その曲の動画における主人公を定めた方が良い”ということと、”立体物を撮影すると、二次元（イラストなど）には出せない映像的深みを出しやすい”ということです。

今はスマホのカメラの精度が高いので、スマホ撮影でもいいカットがいろいろ撮れて有難いです！

「ナルヨニナルノサ」のワンカット。

この縮小新聞を作るのがかなり大変でした。

これはプラバン使って小さいスマホとか日記帳とかアルバム作るのに工夫した作品。「星の降る夜も雨の夜も」。このあたりから、自分の中ではっきりと映像の中で陰影ってのは大きいなと思いました。

その前段階として、主人公を決めた方がいいやなと思ったのがこれ。「クロワッサン」。

お気に入りのぬいぐるみをいろんな角度から撮って、写真の被写体を切り抜いて、Photo Shopで描いた絵と拾い動画を合わせたのですが、当時の無料動画作成ソフトのiMovieで出来ることはごく限られていた中で、自分でも何が言いたいのかよくわからない歌詞の世界観を自分なりに表現出来たと思います。

立体物がライティングによって様々な表情を見せてくれることがわかったので、「ゆるっとね」という作品では、粘土で作った人形にあえて着色もせず顔も描かずにライティングにはきをくばって撮りました。

仕上がった動画には色調や明暗などでさらに色を加えています。

長々書きましたが、ぶっちゃけ、動画にいくら凝っても聴いてもらえないものは聴いてもらえません。w

静止画であっても、歌詞がとてもユニークとか、演奏が凄くイイとかの方が絶対再生数多いです。

YouTubeに動画付きで曲を公開するなら、最後まで見届けたい”意味のある動画”である方が視聴者維持率（最後まで再生してくれる方々の数）は高いです！

ドラマティックであるとか、ストーリー性のあるものの方が良いです。

自分が観る際に、結末を観たいかどうかです。

そして、演奏なり歌唱なりが特に優れている方々の場合は、演奏したり唄ったりしているのを撮るのでないなら、静止画の方がむしろ音に集中してもらえるので下手に動画付けない方がベターと思います。