新作「月と田舎と山手線」公開!

ふと、口をついて「昼間の空の白い月を眺め思う」って出てきたので、そこから作りました。

昼間の月ってやつは薄らぼんやり白く浮かんでいて、確かにしっかり存在してはいるのだけど、空を見るのが好きな人とか暇な人でもなけりゃ気にかけないでしょう。

見えていても見えていなくても、洗濯物干すのに影響もしないし、地上が明るくなったり暗くなったりするわけでもない。突然消えたとしても気づく人はどれほどいるでしょう?

そんな昼間の月のことを考えながら歌を作ったわけです。

冒頭の、山手線に逆回りで乗ってしまったのは実話です。東京の会社に就職して間もなかった頃、23歳頃のことです。降りて反対側に乗り換えたら良かったのでしょうが、当時は何もわからなかったので、間に合うかどうか気にしながらそのまま乗り続けたのを覚えています。

この作品、曲も唄も演奏も実にゆるっゆるなのですが、音にはこだわっていまして(もちろんいつも結構こだわっていますが、いつも以上に。)、生パーカッションと唄や鍵盤ハーモニカではマイクも変えているし、空間系エフェクターもプラグインとtc electronicとLexiconを使い分けています。エレピ(実際はクラヴィとエレピ)の音もソフト音源とハード音源を重ねたり。

下手くそな唄と演奏にそんなに手をかけてもしょうもないことですねえ。

でも、作っている本人が”聴きたい音、出したい音”ってのがあるのです。

音楽だもの。音を楽しみたいんです。唄も演奏もヘロヘロでも、音ぐらいはヘロヘロにならないようにしたいのです。

あと、歌だから、歌詞は考えて作ります。ゆるそうでゆるくないかも知れません。

広い世界や歴史においていてもいなくてもどっちでもいいような存在でも、確かに存在しているもんな。自分だって。

Sigil Project(Sigil*WAJIN)official web site

こちらは宅録ミュージシャンSigil*WAJIN(わじん)及び不特定メンバーユニットSigil Project(シギルプロジェクトのwebサイトです。 シンセ、鍵盤ハーモニカ、ハルモニウムやボウドプサルテリーなど民族楽器を用いて、ノンジャンルにインスト、歌物を作っています。 ブログにはお気に入り機材のレビューを書くこともあります♪

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